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三菱地所ホームと新料金、東電、全館空調の新築向け。

2016.02.22

 東京電力と三菱地所ホームは15日、新たな電力料金プランを展開すると発表した。三菱の全館空調システム「エアロテック」を導入した新築戸建てに4月1日以降入居する顧客を対象としたもので、月間電気使用量が300キロワット時以上だと割安になるプランなど2種類用意した。4月の電力小売り全面自由化に向けてプランを拡充し、電気契約の確保と空調システムの販売促進を狙う。
 電力会社と住宅メーカーが専用プランを共同開発するのは初めてで、4月1日から申し込みを始める。東電管内の顧客向けに展開する。
 使用量300キロワット時までを定額にしてそれ以上だと単価が割安になる。東電が電力自由化に向けて発表した「プレミアムプラン」では400キロワット時までが定額だった。今回のプランでは範囲を引き下げることで使用量が少ない季節でも利用しやすくした。オール電化世帯向けのプランも用意した。
 1台の室内機で部屋ごとの温度を設定する三菱地所ホームの空調システム「エアロテック」は東電管内で年間300台弱導入した実績がある。今後はエアロテックを設置済みの世帯向けプランや、ほかの住宅メーカーと連携したプランも検討しているという。
 
 
 日経産業新聞,2016/02/16,ページ:11