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サツドラとスマホ決済、中国「ウィーチャット」提携。

2016.11.21

 サツドラホールディングス(HD)は17日、中国最大級の交流サイト(SNS)「微信(ウィーチャット)」を運営する騰訊控股(テンセント)の関連会社と業務提携したと正式発表した。訪日外国人が電子決済サービス「微信支付(ウィーチャットペイ)」を日本国内で使えるよう、加盟店をまず道内で開拓。全国規模でも募っていく。
 サツドラHD子会社のリージョナルマーケティング(札幌市)とテンセントの関連会社が提携した。ウィーチャットペイはスマートフォン(スマホ)で決済できるサービス。現在の利用者はアジア圏を中心に約12億人。
 リージョナル社は北海道で共通ポイントカード「エゾカ」を発行し、道内の小売り・サービス業を中心に約90社、約600店と提携している。まずは道内で提携先を中心に加盟店を広げる。12月半ばには札幌でセミナーを開く。すでに石屋製菓が導入の検討を始めた。
 札幌市内の1店で実験的に運用しているサツドラも、訪日客向け店舗に広げていく。
 
 日本経済新聞 地方経済面 北海道,2016/11/18,ページ:1