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広島銀とポイント連携、中国電、来年4月から。

2016.10.24

 中国電力は18日、ポイントサービスで広島銀行と連携すると発表した。電気料金に応じてたまる中国電のポイントを、広島銀が運用する地域電子マネー「HIROCA(ヒロカ)」やカードのポイントに交換できる。2017年4月から中国電のサービスの新メニューとして開始する。
 広島銀のキャッシュカードやクレジット機能付きキャッシュカード「バリューワンカード」を保有する人が対象。電気料金に応じてたまる中国電の「エネルギアポイント」を、ヒロカの電子マネーや、バリューワンカードのクレジットポイントに5割上乗せして交換できる。たとえばエネルギアポイント100ポイントをヒロカに交換した場合、150円分の電子マネーが付与される。
 バリューワンカードは直近で約37万枚、ヒロカは約11万枚を発行している。特にヒロカは県内の小売店など約650店舗で使うことができる。ポイントサービスで連携すればより地域住民の利便性が高まると判断した。
 中国電は4月の電力自由化以降、地元企業と連携したポイントサービスを拡充している。同社の前原利彦・販売推進部門マネージャーは「選択肢を広げて利便性を高めることで、ウェブ会員、料金メニュー加入者を増やす」と話している。
 
 日本経済新聞 地方経済面 広島,2016/10/19,ページ:23