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サークルKサンクス、Tポイントに一本化、ファミマと統合で。

2016.08.29

 9月に経営統合するサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスとファミリーマートは、傘下のコンビニエンスストアで採用する共通ポイントを「Tポイント」に一本化する方針を固めた。これまではファミマがTポイント、サークルKサンクスは「楽天スーパーポイント」を採用していた。
 両社は統合し、9月にユニー・ファミリーマートホールディングスが発足する。既に統合に伴い、コンビニの店の屋号を「ファミリーマート」に統一することを決めている。ただ、顧客の囲い込みの有力な手段である共通ポイントについては結論が出ていなかった。
 今後はサークルKサンクスの店舗をファミマに転換するタイミングで、共通ポイントをTポイントに一本化していく。サークルKサンクスの店舗では当面は楽天ポイントを使えるようにする。
 統合でユニー・ファミリーマートホールディングスは店舗数が単純合算で1万8000店となり、コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンに並ぶ。
 ファミマはTポイントを運営するTポイント・ジャパン(東京・渋谷)にも出資しており、消費者が共通ポイントを使うことで集まる膨大な顧客データは商品開発などの面でも大きなメリットがある。一本化することでより多くのデータを集め、商品開発などに生かせると判断したとみられる。
 
 日本経済新聞 朝刊,2016/08/25,ページ:13