混雑回避でポイント付与、ナビタイム、ルート検索案内アプリ。
2016.07.20
ナビタイムジャパン(東京・港)は、スマートフォン(スマホ)向けルート検索案内アプリ「NAVITIME(ナビタイム)」でポイントサービスを始めた。登録した電車区間の降車駅の1つ前で降りるなど、混雑緩和に貢献したら与える。得たポイントは「Tポイント」などと交換できる。交通機関の利便性向上とともにアプリの利用者を増やす狙いだ。
月300円(税別)からの有料会員向けに始める。あらかじめ登録した降車駅の手前の駅で降り、歩いて目的地の駅周辺に向かうと、独自のポイント「ナビタイムマイレージ」を5ポイント付与する仕組み。
アプリを入れた端末の全地球測位システム(GPS)情報や加速度センサーで、電車を使わずに移動したかを把握する。
ナビタイムマイレージは9月以降にジー・プラン(同・品川)のポイント交換サービス「Gポイント」を通じて共通ポイント「Tポイント」などに交換可能だ。
同社は昨年から「カーナビタイム」などのスマホ向け運転支援アプリでも、混雑を回避するルートを走った利用者に対してナビタイムマイレージを与えるサービスを実施してきた。
ナビタイムジャパンとKDDIが共同で手がけるスマホ向け道案内アプリ「auナビウォーク」でも、登録した区間の1つ前の駅で降りるなどした利用者に対してKDDIのポイント「WALLETポイント」を与えるサービスを始めた。
日経MJ(流通新聞),2016/07/15,ページ:6