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大日本印刷の地域ポイント支援、尼崎市が初の採用、残高管理や決済。

2016.05.24

 大日本印刷は17日、地域通貨や共通ポイントの導入を支援するサービスが兵庫県尼崎市で採用されたと発表した。尼崎市で7月に始まる地域共通ポイントで、地域住民がためたり使ったりするポイントの管理や決済のプラットフォーム(基盤)を提供する。他の自治体や企業向けにもサービスを販売、5年間で関連事業を含めて累計40億円の売り上げを目指す。
 「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」はクラウド上でポイントの管理をする。サーバー経由で設定を一括変更できるため、各店舗がポイント付与端末を設定する作業が不要になる。時間によってポイントを2倍付与するなどキャンペーンやイベント企画と連動させやすい。
 地域情報ポータルサイトを運営するフューチャーリンクネットワーク(千葉県船橋市、石井丈晴社長)と提携してサービスを提供する。尼崎市が初の採用事例となる。
 決済に「FeliCaポケット」という機能を搭載したICカードやスマートフォン(スマホ)を使う。地域住民が飲食店や駐輪場を使った際にICカードをかざしてポイントをためたり割引を受けられたりできる。
 
 
 日経産業新聞,2016/05/18,ページ:7