日本コカ、自販機でポイント、スマホと連動、年度内に14万台対応へ。
2016.04.11
日本コカ・コーラは8日から全国の自動販売機で、スマートフォン(スマホ)と連動したポイントサービスを始める。アプリをダウンロードした人を対象に飲料を1本購入するごとにポイントを付与し、15ポイントで商品1本と交換できる。対応自販機を全国の都市や主要駅周辺から重点的に導入し、今年度中に14万台を設置、利用者数200万人を目指す。
ポイントサービスの名称は「コーク・オン」。当初は東京・新宿や大阪・梅田といった大規模ターミナル周辺など、人通りの多い50の地域を選んで集中的に対応自販機を設置する。今後同社が新規に調達する自販機には全て対応させる方針。毎年数万台のペースで増やし、全国に100万台ある自販機をすべて置き換える計画だ。
ポイントサービスを利用するには、対応自販機の近くでアプリを起動する。短距離無線通信「ブルートゥース」を通じて自販機がスマホを自動的に認識する仕組みだ。現金や電子マネーで商品を買うと、自動的にポイントが送られる。他にも、オリンピックで日本選手が金メダルを獲得すると商品と交換できるクーポンを利用者に配布するなどの活用法も検討する。
日本経済新聞 朝刊,2016/04/08,ページ:13