ユニーGHDがPRイベント、中部、電力自由化で商戦。
2016.03.31
【名古屋】電力小売り全面自由化が4月1日から始まる。新電力を取り扱うユニーグループ・ホールディングス(ユニーGHD)が店内でPRイベントを開くなど、中部地方でも商戦が熱を帯びてきた。
ユニーGHDはアピタ稲沢店(愛知県稲沢市)で、新電力ベンチャー、アイ・グリッド・ソリューションズ(東京・千代田)の電気ブランド「スマ電」のPRイベントを開催。店内でリーフレットを配布した。
ユニーGHDはグループのスーパー、アピタやピアゴ152店でスマ電を取り扱う。申込者には電気料金の1~1・5%を、子会社のUCSが発行するクレジットカード「UCSカード」のポイントとして還元。2万5000件の契約を目標とする。
中部で電力小売りに名乗りを上げている新電力は、主な企業だけで10社以上。ソフトバンクやKDDI、エイチ・アイ・エス(HIS)などは知名度があり、自社サービスと組み合わせた割安なセット販売などで注目を集めそうだ。
エネルギー業界では、東邦ガスが有力なライバルの1社となる。東邦ガスは愛知、岐阜、三重の3県で、電気使用量が多い家庭を主なターゲットに中部電より割安な新料金を設定。2月8日から受け付けを開始した。
日経産業新聞,2016/03/30,ページ:11