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電子マネー式に刷新へ、アルピコHD、スーパー向けカード。

2016.03.14

 アルピコホールディングス(松本市)は9日、傘下の食品スーパーを中心に提供しているポイントカードを、4月1日付で電子マネーのプリペイドカード=写真=に刷新すると発表した。6月からは同カードの加盟店以外でも、国内外のVISA加盟店でプリペイドカードとして利用できる。2018年度に会員数を現在の約2倍の100万人に増やす計画だ。
 傘下の食品スーパー、アップルランド(同)の店舗などで使える「ベリーポイントカード」(会員数40万人)、マツヤ(長野市)の店舗で使える「マツヤポイントカード」(同12万人)をプリペイドカード「ピコカカード」に統合する。レジ改修などの投資額は約2億円。
 既存のカードは4月1日から使えなくなる。グループの食品スーパーで3月26日から、蓄積ポイントの引き継ぎも含め切り替えに応じる。切り替えや年会費は無料だが、新規発行は手数料100円(税抜き)がかかる。
 入金(チャージ)は食品スーパーのレジと八十二銀行のATMでできる。利便性を訴え、グループ外も合わせて約300店のカード加盟店を18年度に1000店に拡大したい考えだ。
 
 
 日本経済新聞 地方経済面 長野,2016/03/10,ページ:3