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海外でポイント販促、楽天カード、米・台湾に進出。

2014.04.11

 楽天傘下の楽天カードは海外でクレジットカード事業に参入し、各国で展開するインターネット通販の利用を促す。まず米国の子会社が現地地銀との提携カードの発行に着手。4月中には台湾でも許認可を受けて参入する。
 カード会員はネット通販で商品を購入する際にポイントがもらえるようになる。日本で培ったカードを使った販促にも取り組む。
 米国では楽天のネット通販サイト「Rakuten・com」などでカードが使えるようになる。同サイトは8000店の加盟店を持ち、1900万品目を扱う。ポイントの付与で利用者の取り込みを図る。
 台湾では4月中に現地当局から金融事業の免許を取得する予定。どちらの国で発行するカードも「マスターカード」など国際ブランドに対応し、日常の買い物でも使うことができる。楽天が海外でカード事業を展開するのは初めてで、今後ほかの国でも広げる。
 
 
  日経MJ(流通新聞),2014/04/11,6面