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電子マネー専用カード、KDDI、決済・ポイントためる、5月から。

2014.02.18

 KDDI(au)は13日、電子マネーの新サービスを5月から始めると発表した。顧客に専用のカードを提供し、買い物の代金を払ったり支払額に応じたポイントをためたりできるようにする。ポイントは次の買い物やau携帯電話の通信料の支払いに使える。
 スマートフォン(スマホ)と連携しカードが使える近隣店も紹介する。携帯電話の顧客の囲い込みにつなげる。2016年度に1兆円の流通総額を目指す。
 新サービス「au WALLET(ウォレット)」は、KDDIの会員サービス「au ID」の利用者向け。スマホのアプリ(応用ソフト)でカードに入金する。電子マネー「WebMoney」と、クレディセゾンが扱うクレジットカード「マスターカード」の決済システムを活用。KDDIはマスターカードの加盟店に電子マネーサービスの採用を働き掛け、利用できる店を増やす。
 都内で記者会見した田中孝司社長は「財布で一番使ってもらえるようにしたい」と話した。
 
 

  日経産業新聞,2014/02/14,5面