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山陽百貨店とヤマトヤシキ、ポイント共通化、販促システム、共同で導入。

2014.02.18

 地場百貨店の山陽百貨店とヤマトヤシキ(兵庫県姫路市)は12日、共同の販売促進システムを2月から順次導入すると共同で発表した。来店すると自動でたまるスマートフォン(スマホ)の特典付きポイントサービスで集客する。両店を回遊してもらうことで姫路の中心市街地の活性化にもつなげる。
 対象店舗は山陽百貨店姫路店と、ヤマトヤシキの姫路店、加古川店(兵庫県加古川市)の3店。両百貨店はこれまで共同チラシの作製やイベントなどで連携してきたが、共通のシステム導入は初めて。今後はサービス利用客に対し販促情報の発信などで協力を深める。
 楽天子会社で小売店の集客支援事業を手掛けるスポットライト(東京・渋谷)が開発した無料アプリ(応用ソフト)「スマポ」を採用する。スマホに導入したアプリを来店時に操作すると、超音波発信器の音波を検知してポイントが自動でたまる。ポイントは山陽百は17日からフロアごとに10ポイント、ヤマトヤシキは来店1回につき10ポイントを付与。1ポイントを1円として商品券などに交換できる。
 一度来店した顧客には店舗からダイレクトメッセージなどを送り、再来店を促す。同サービスは専門店などのほか高島屋新宿店や大丸東京店など関東の百貨店が一部導入しているが、兵庫県の百貨店では初導入となる。
 
 

  日本経済新聞 地方経済面 兵庫,2014/02/13,46面