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ライフカード、10年ぶり法人カード-付帯サービス充実

2014.12.18

 ライフカード(東京都港区、磯野和幸社長、03・4503・5000)は、法人や個人事業主向けクレジットカードを1月に発行する。従来より上位タイプのゴールドカードで、会員募集は12月15日に始める。初年度は3000枚の発行を目指す。カード各社は市場開拓余地の大きい法人向けカードに力を入れており、ライフカードも約10年ぶりに法人を対象とした新しいカードを出す。
 新カード「ライフカードゴールドビジネス」の年会費は初年度無料で、次年度以降は2000円(消費税抜き)。付帯サービスとして、利用に応じて特典などと交換可能なポイントを付与するほか、国内主要空港のラウンジを無料で利用できる。国内外の旅行傷害保険なども付く。従来の「ライフカードビジネス」は年会費は無料だが、これら付帯サービスが付かない。
 利用限度額は従来と同じく基本は最大500万円で、それ以上は個別対応する。
 法人市場でのカード決済比率はまだ低く、0・2%程度と推定されている。一方で企業側は法令順守の透明性向上や業務効率化が求められている。購買先のオンライン取引へのシフトや海外取引も拡大傾向にあり、法人分野でカードのニーズは高まっている。
 ライフカードは新しいカードを発行し、法人分野での事業拡大を目指す。また15日から、現在は紙で発行する明細書をウェブでの確認も選択できるようにし、利便性を向上させる。
 
 
  日刊工業新聞,2014/12/12,17面