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運動したら買い物ポイント、岡山市、国実験に参加、健康増進効果を検証。

2014.12.08

 岡山市は4日、運動をしたら買い物に利用できるポイントを受けられる国の実証実験に参加すると発表した。市民から2千人のモニターを募集し、2017年3月まで続ける。健康づくりへの効果や、医療費などに変化がでるかどうかを調べる。
 「健幸ポイント」と名付けた事業には新潟県見附市や千葉県浦安市などと一緒に取り組む。岡山市は中国地方で唯一参加する自治体だ。
 毎月の歩数や運動教室への参加など健康のための活動に応じてポイントを配る。
 健康診断で数値が改善した場合には多めにポイントがもらえる。1ポイントを1円に換算して商品券や他のポイントに換えられる。
 岡山の場合、ポイントは表町商店街(岡山市)の商品券や共通ポイント「ポンタ」のポイントなどに換えられる。参加者の健診や医療費などのデータを集める。
 健康状態や医療費の抑制効果などを参加していない人と比較し、事業の効果について検証する。
 岡山県内では総社市が保険診療を受けなかった世帯に1万円を支給する方策で成果を出している。
 岡山市でもインセンティブの導入で市民に健康づくりへの関心を高めてもらう。
 
 
  日本経済新聞 地方経済面 中国,2014/12/05,11面