カードポイントで連携、東急、沿線商店街と、買い物で特典。
2014.09.18
東京急行電鉄は発行するクレジットカード「TOP&カード」のポイントサービスで沿線の商店街と連携する。まず今月から自由が丘商店街振興組合(東京・目黒)と組み、TOP&カードで買い物をした人にポイントを付与する。東横線や田園都市線など沿線の主要商店街に順次広げていく。
東急電鉄が発行するTOP&カードの会員数は現在、私鉄系カードでは最大の260万人。ポイントサービスが利用できる店舗はグループが運営する商業施設内などに限られていた。
加盟店が1300店と国内最大規模の自由が丘商店街では2015年3月末までに衣料品店や美容室、雑貨店など600店以上にポイントサービスを導入する。たまったポイントを商店街での買い物の支払いにも使えるようにする。
クレジットカードのポイントサービスを利用できる店舗を増やすことで東急電鉄は沿線商店街の活性化につなげる考え。商店街の加盟店でのカード会員の購買履歴などのデータを収集し、今後の販売促進に利用することも検討している。
日本経済新聞 地方経済面 東京,2014/09/18,15面