添乗員付き旅行、自由に、JTBなど、名所巡り、選択肢多く。
2014.01.15
添乗員付きのパックツアーながら自由度の高い旅行を好む消費者が増えている。JTBはシニア層などの要望に応えて14日から、海外パックツアー「私だけの旅」を売り出した。参加者は名所や博物館巡りなど10~20種類から好きな内容を選択でき、1つのツアーで最大1000通りを超す組み合わせが可能という。
私だけの旅では観光が内容ごとにポイント制になっており、例えばロンドン・パリ8日間(62万9000円~)の場合は600ポイントが付いている。ロンドン市内観光(100ポイント)、大英博物館(50ポイント)など内容ごとに設定されたポイントを使いながら、好きな観光を選べる。夕食のレストランも選択が可能だ。
海外パックツアー「ルックJTB」の4月以降の商品として世界全13コースを用意した。料金は一般的なツアーよりも5万~7万円高いという。海外パックツアーは添乗員付きで参加者の安心感は高い半面、自由度の低さが難点だった。初年度5000人の利用を見込む。
日本旅行の添乗員付き海外パックツアーでは、自由時間の多さで「ゆとり度」を3段階に表示。シニアなどから支持され自由時間の多いツアーを増やしている。エイチ・アイ・エスでも最終日だけ自由行動の商品を強化。阪急交通社では1日の行動を3つから選べるツアーを発売した。
日本経済新聞 朝刊,2014/01/15,31面