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エムズコミュニケイトとネットマイル、 生活者が支持するポイントサービス調査“ポイントブランド力”ランキング発表

2016.11.29

大日本印刷株式会社(以下:DNP)の子会社で、国内唯一のポイントサービス専門のコンサルティング会社である株式会社エムズコミュニケイト(以下:エムズ)と、株式会社INMホールディングス傘下で、インターネット上の共通ポイントプログラムを運営する株式会社ネットマイル(以下:ネットマイル社)は、日本国内の約200のポイントサービスを全国約8,000人の生活者が評価する“ポイントブランド力”ランキングを本日、発表しました。

*ランキングの詳細:

①企業ランキング ベスト20
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②ランキング調査対象企業一覧
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エムズは、独自の手法でポイントサービスのブランド力を評価する“ポイントブランド力”ランキングを2010年にスタートしました。「生活者が支持するポイントサービスとは何か」という観点でのオリジナルの調査指標に基づき、独自の設問とアルゴリズムを組み合わせて、国内ポイントサービスのブランド力を評価してランキングを作成しています。2010年、2011年、2013年に続き、今年実施した4回目の調査では、よりリアルなポイントユーザーの実態をつかむため、ネットマイル社のモニターをアンケートの調査対象者としました。

《評価指標》 ①利用・保有(カバー)力、②買い物誘引力、③金銭的メリット、④金銭以外のメリット、⑤告知やキャンペーンの充実度、⑥利便性、⑦好意度合い、[新]⑧Webアプリ機能、[新]⑨優良顧客メリット、[新]⑩リピート化・離反防止

従来からの調査指標(①~⑦)に、今回新たな指標(⑧~⑩)を加え、より具体的で総合的なポイントサービスの実力が測れるよう工夫しました。

今回、ランキング1位は「楽天スーパーポイント」、2位は「コープさっぽろ」、3位は「丸井・エポスポイント」という結果になりました。

「楽天スーパーポイント」は連続4回トップで、生活者から圧倒的な支持を得ていることがより鮮明となりました。今回、注目すべきは「コープさっぽろ」の店舗展開は北海道限定であるにもかかわらず、スーパーマーケットならではの強みである“毎日の暮らしの中でポイントが貯まる”という点がユーザーに高く支持され、ほかの全国展開のポイントサービスを押さえて2位に入ったことです。また、3位の「丸井・エポスポイント」は、「④金銭以外のメリット」や「⑤告知やキャンペーンの充実度」のユーザー評価が高く、前回の51位から大幅にランクアップしました。

ランキング上位20社を分析したところ、次のような傾向が判明しました。

・共通ポイント企業は、1位の「楽天スーパーポイント」以外でも、「Tポイント」が前回よりやや上昇、「Ponta」がほぼ前回並みという結果で、安定した人気を保っています。

・生活者との日常的な接点が多い小売系では、特にスーパーマーケットや百貨店が前回同様で上位にランクされるものの、2位の「コープさっぽろ」以外では、「イズミ」と「平和堂」がわずかにランクを下げるなど、微妙な浮き沈みが見られました。

・前回とは異なり、「アメリカン・エキスプレス」「イオンカード」「オリコ」「JCB」「クレディセゾン」といったクレジット会社がいずれも上昇して上位にランクインしました。

業界ごとの平均値で分析した24業界のランキングは、前回同様、共通ポイントが1位、スーパーマーケットが3位でした。両方とも日常での利用機会が多いため、「①利用・保有力」「②買い物誘引力」をはじめ、どの指標でも高い評価を得ました。今回は、クレジット業界が前回5位から2位に上昇し、航空マイレージが19位から10位へ大きく順位を伸ばすといった変化がありました。近年、航空マイレージは、コンビニエンスストアなどの小売業とのポイント交換が可能になり、キャッシュとしての利用範囲が拡大するなど、「飛行機に乗らない人」でも使い勝手が良くなったため、評価を上げたと考えられます。また、小売自由化で話題の電力・ガス業界の健闘も目立ちました。自由化による競争激化に対抗するため「⑤告知やキャンペーンの充実度」や「⑧Webアプリ機能」を高めたことが、高い評価につながったと考えられます。

エムズは今後、今回の調査結果を踏まえて、ポイントサービス実施企業のサービス改善、活性化支援のコンサルティングサービスを拡大していきます。ネットマイル社は、生活者に支持されるポイントサービスの構築・運用の支援を続けます。

 

【ランキング調査概要

実施時期 : 2016年9月

対象者 : ネットマイルモニター約8,000人

(ネットマイルモニターの「ポイント感度特性」は、複数のパネルから採取した日本人平均の構成比とほぼ同等で特定の偏りがないことが実証されています。「ポイント感度特性」とは、エムズ独自のポイントサービスに対する意識に関する指標です。)

調査内容と評価方法 : 各指標による独自の設問と独自のアルゴリズムによる得点化

ランキング条件 : 利用者数が規定値以下(n<40)は除外

<ポイントブランド力を評価する10の指標>

利用・保有(カバー)力:そのポイントカードをいつも保持しているか、そのネットポイントをいつも利用しているか

買い物誘引力:そのポイントがあることが買い物のあと押しになっているか

金銭的メリット:金銭的メリット(お得さ)を感じているか、それに満足しているか

金銭以外のメリット:限定感、特別感など、ポイント会員ならではの金銭以外の精神的メリットを感じているか、それに満足しているか

告知やキャンペーンの充実度:お店(企業)からの情報発信やポイントのキャンペーンなどが充実しているか

利便性:使い勝手の良さや利便性を感じているか

好意度合い:このポイントサービスが好きか、人に紹介したいか、身近に感じるか

Webアプリ機能:Web上のサービスや機能が充実しているか、(アプリ機能があれば)充実しているか

優良顧客メリット:優良顧客向けのサービスが充実しているか、メリットが感じられるか

リピート化・離反防止:このポイントがあることによって、来店・購買・サイト訪問などを継続したくなるか