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エムズコミュニケイト 会員の企業へのロイヤルティのステージに合わせて、 個別のサービスの開発を支援する「ステージ制構築支援サービス」を開始

2016.07.26

大日本印刷株式会社(DNP)の子会社で、ポイントサービスを中心に企業と会員のコミュニケーションに関するコンサルティング事業を手がける株式会社エムズコミュニケイト(以下:エムズ)は、会員のポイント提供企業へのロイヤルティの強さによる“ステージ”ごとに合わせた特典・サービスを提案する「ステージ制構築支援サービス」を開始します。

本サービスは、ステージ制度の設計に際して多様な検討項目を最適な組み合わせで、企業と会員の双方にとってより効果的になるよう、ステージに合わせた新たな特典やインセンティブなどを提案するものです。

 

【サービス開始の背景】

現在、多くの企業が会員組織を土台としたポイントサービスを展開し、会員の囲い込みや育成に努めています。なかでも、購入金額などを指標に会員のロイヤルティを測定して、差別化(ステージ分け)し、上位の優良顧客の層に対する特典やインセンティブを手厚くする「ステージ制度」と呼ぶ手法が、重視されています。しかし現状の特典やインセンティブの内容は、ステージごとにポイント還元率を2倍・3倍・4倍などと段階的に変えるものが多く、購買の活性化に結び付くような会員1人ひとりに対する、きめ細かい特典やインセンティブを提供するまでには至っていません。購買の拡大につながらないポイント還元率のアップは、ポイント提供企業にとってコスト増となるだけであり、また、ポイント還元率以外の特典やインセンティブを導入しようとしても、検討すべき項目が多く、その効果も未知数であるため特典の多様化が課題となっています。

この状況に対してエムズは今回、日本で唯一のポイントサービス専門のコンサルティング会社としての独自調査や支援実績に基づき、ポイント還元率アップの特典に加えて、経営戦略上効率的かつ効果的になるよう、最適なステージの区切り方の設定、企業の目的に合った各ステージの特典やインセンティブの内容を会員の好感を得ると同時に、適切なコスト配分で実現できるように提案する手法を開発しました。

 

【「ステージ制構築支援サービス」の概要】

■ステージ設定のコンサルティング

次の2つの基本ステップで、会員のステージ分けや特典・インセンティブの期間、対象となる会員の条件(無条件、申込者のみ、抽選、購入金額)などの検討項目を組み合わせ、全体で得られる効果と適切なコスト設定を行います。

○基本ステップ①「ステージ制度導入・改善診断」:エムズ独自の診断シートを用いて、ステージ制度の導入又は改善の必要性を判断し、課題を抽出します。

○基本ステップ②「ステージ制度設計」:検討項目と導入・改善時のコストを設定します。

○オプション  ③「顧客調査」:実際に運用したステージ制度の効果を検証します。設計した仮説案を基に、会員に対する各種受容性の調査を実施します。

■ステージ毎の特典・インセンティブの一例

さまざまな業界の会員向けの特典やインセンティブの事例研究といった素材、定点的に実施している生活者および企業向けの調査データ1をもとに、ポイント還元率を含めた詳細な特典内容を設計します。

 

【価格・期間】

販売価格:一式150万円~

支援期間:1ヶ月半~

 

【今後の展開について】

エムズは「ステージ制構築支援サービス」に関連するコンサルティング事業において、2018年度までに累計8億円の売上を見込んでいます。

*1 エムズ独自の調査データとして、2009年より定点的に実施している「全国主要ポイントサービス実施企業全100社別利用顧客評価データ」「ポイントサービス全国1万人規模の意識調査データ」等があります。