東ガス、ドコモと連携、電気購入のポイント交換。
2016.02.01
東京ガスは4月の電力小売り全面自由化に向けて、NTTドコモとポイントサービスで連携する。東ガスと電気の契約をするとたまる独自ポイントを、ドコモの携帯料金の支払いなどに使える「dポイント」と交換できるようにする。ドコモのユーザーに東ガスの電気を売り込む狙い。
2020年に首都圏の電力需要の1割を獲得することを目指しており、手厚い顧客基盤を持つドコモと組むことで、シェアを拡大したい考えだ。
東ガスは4月から、電気を購入する会員を対象として独自のポイントサービス「パッチョポイント」を始める。顧客はためるとプレゼントなどがもらえるが、これをドコモのdポイントと交換できるようにする。
dポイントはドコモの携帯料金に充当できるだけでなくローソンやマクドナルドでも使うことができる。dポイントを集めたいドコモユーザーが東ガスと電気購入の契約を結んでくれることを期待している。一方、ドコモは東ガスの電気を契約した顧客を獲得しやすくなる。
東ガスは既に、パッチョポイントをTポイント・ジャパンの「Tポイント」やイオンリテールの「WAONポイント」などと交換できるようにすることも決めている。これにdポイントが加わることになる。
東電など電力大手も電子マネーと交換できるなどのポイントサービスに乗り出している。
日本経済新聞 朝刊,2016/02/01,ページ:9