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東電HD、EV・PHV所有者向けポイントサービス-充電需要開拓へ

2016.11.08

 東京電力ホールディングス(HD)グループは2日、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を所有する家庭向けのポイントサービスを2017年2月に始めると発表した。春以降、ポイントを電気料金の支払いに充当できるようになり、充電にかかる電気代を年間最大1割ほど減らせるという。トヨタ自動車や日産自動車など自動車5社と協力し、EVやPHVの普及と充電需要の開拓につなげる。
 関東、中部、関西の各地域で、東電HD傘下の東京電力エナジーパートナー(東京都港区)が4月以降に導入した新しい電気料金プランを利用している顧客向けにサービスを提供する。
 トヨタの「プリウスPHV」や日産のEV「リーフ」などの対象車と充電設備を保有し、電気の使用量が月に300キロワット時以上になった場合に、300円相当のポイントを付与する。年間で最大3600円相当のポイントがたまり、スーパーやコンビニエンスストア、インターネット通信販売などでも使える。
 
 日刊工業新聞,2016/11/03,ページ:11