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盛岡、ポイントカード統一へ、商議所。

2014.10.31

 盛岡商工会議所(谷村邦久会頭)は27日、盛岡市内の商店街などのポイントカードを統一し、新たな地域カードシステムを構築する新会社を設立すると発表した。電子マネーに対応する新カードを発行、将来は行政窓口やバス、駐車場の支払いにも使えるようにする。店舗情報を発信するポータルサイトも運営し、中心市街地活性化を促す。
 11月27日に盛岡ヴァリューシティ(谷村邦久社長)を設立する。100円の買い物で1ポイント(1円)を付与する地域カード「MORIO―J」を発行、加盟店情報を集約したポータルサイトも運営する。事業は来年3月中旬に始める。初年度に500店舗の加盟、30万枚のカード発行を目指す。
 総事業費は約3億2500万円。国の補助金9500万円を活用するほか、盛岡市や商店街組合などの出資を見込む。
 まず約23万枚のポイントカードを発行する協同組合ジョイ(盛岡市)が新システムに移行する。
 
 
  日本経済新聞 地方経済面 東北,2014/10/28,2面