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エムズコミュニケイト 東日本大震災後のポイントサービスに関する意識調査を実施

2011.12.28

大日本印刷株式会社(DNP)のグループ会社で、顧客とのコミュニケーションに関するコンサルティング事業を手がける株式会社エムズコミュニケイト(以下:エムズ)は、東日本大震災後における生活者のポイントサービスに関する意識調査を実施しました。

 

【調査の背景】

エムズは、多数の企業が展開する、さまざまなポイントサービスにおける生活者の意識や利用実態の変化について、独自の評価指標を用いて定点的に調査しています。近年の定点調査では、ポイント利用の目的において、単純な節約目的がやや減少し、ポイントを貯めることや、貯めたポイントを交換することに楽しみを見出す利用者が増えている傾向が読み取れ、ポイントサービスに対する生活者の意識が変化していることがわかります。そこで今回エムズは、東日本大震災を契機に生活者のポイントサービスに対する意識に変化が見られるかどうかなどについて、全国8,000名を超える生活者を対象に調査を実施しました。

 

【調査実施概要】

調査方法 : インターネットによるアンケート調査

調査対象 : 10代~80代の生活者/全国8,367名(男女計)

調査時期 : 2011年7月

主な調査項目 :

  • 利用しているポイントサービス(対象:ポイントサービス全国主要実施企業約130社)
  • ポイントサービス利用に関する意識・態度変化
  • 社会貢献ポイントプログラムに関する意識、参加度
  • ポイントサービスの今後の活用意向

 

【調査結果のポイント】 

1.震災支援プログラムに半数以上がポイントを寄付

  •  社会貢献にポイントを使用する生活者は、2009年度調査時の42%から、今回60%へと大幅に増加しました。また、実際に東日本大震災支援に関連するポイント寄付を行ったことのある人が51%と過半数を超えました。今回の震災をきっかけに、ポイントの交換先として「社会貢献活動」とする選択肢が今後定着していくと予想されます。

2.節約志向から、ポイントの交換に工夫を求める生活者が増加

  • 生活者のポイントサービスの利用目的に関する、2009年度と今回の調査を比較すると、「節約意識からポイントを貯めている」、「キャッシュバック感覚でポイントを貯めている」が減少し、「ポイントが貯めることが楽しくてポイントを貯めている」、「貯まったポイントを交換することが楽しい」が増加しているという傾向がわかりました。また、ポイントサービス利用者のタイプ別*の分析では、「節約キャッシュバック派」が3.8%減少し、節約よりもポイントの交換を重視する「とことん使う喜び派」が2.4%増加しました。東日本大震災後に自粛や節約の動きが強まりましたが、その反動でポイントサービスに自粛や節約を解消する役割を求めていると考えられます。
  • 「ポイントサービスの魅力は値引きだけではないと思うようになった」生活者が約50%、「お買物券と交換といった画一的なポイントサービスだけでなく、企業はもっとやり方を工夫してほしいと思うようになった」生活者が約64%と、それぞれ高い比率になりました。この結果から、生活者は、「そのポイントを貯める楽しみ、使う喜び」や「そのポイントサービスに参加することによる限定感、優越感」、「その企業・ブランド・店舗へのロイヤルティー」、「その企業のポイントサービスを通じての社会貢献」など、金銭的な満足以外の要素をポイントサービスに求める傾向にあることがわかりました。

 

【今後の展開】

今回の調査結果から、還元率の高さやキャッシュバックのサービスを支持する生活者が多いという従来の認識が変化してきており、企業は新たなポイントサービスの施策を検討すべき時期にあるなどの状況が読み取れます。エムズは、この結果をもとに、ポイントサービスの導入や改善に関する企業へのコンサルティングサービスを推進するとともに、今後も継続的に同様の調査・研究を行い、ポイントサービス実施企業やサービスを受ける生活者に貢献していきます。

*ポイントサービス利用者のタイプ

<1> 超使いたおし派 : ポイントサービスに対して極めてポジティブで、ポイントリテラシー度が最も高い層。

<2> 超大好き心酔派 : ポイントサービスに対する各種情緒的評価が最も高く、ポイントサービスの有無や実施内容によって店や商品を選ぶ度合いが最も高い層。

<3> とことん使う喜び派 : 交換することに喜びを見出す傾向が最も強い層。

<4> 節約キャッシュバック派 : ポイントをコツコツ貯め、1円でも多くお金に換えようとする節約利用型。

<5> もっと利用したい派 : ポイントサービスの有無で店を選ぶことが多く、とにかくポイントを使わないのは損、「もっと利用したい」という意向が強い層。

<6> なんとなく利用派 : ポイントサービスに対して、全般的に関心の低い層。

<7> しかたなく利用派 : ポイントサービスに対して複雑でわずらわしいという意識が非常に強い層。