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エムズコミュニケイト 全国の生活者8000人によるポイントブランド力ランキング 「みんなのポイント大賞2011」を発表

2011.10.14

大日本印刷株式会社の子会社で、顧客とのコミュニケーションに関するコンサルティング事業を手がける株式会社エムズコミュニケイト(以下:エムズ)は、ポイントブランド力ランキングを作成し、上位企業を「みんなのポイント大賞 2011」として発表します。

このポイントブランド力 ランキングは、日本でサービスを行っている約150 のポイントサービスを対象に、全国8 千人の生活者に対して、エムズ独自のブランド力評価に基づくリサーチを昨年に続いて行ったものです。第2 回「みんなのポイント大賞2011」のゴールドアワードには「楽天スーパーポイント」が、シルバーアワードには「WAON ポイント」が選出されました。

【7 つの指標で評価する「ポイントブランド力評価」】
震災後の「寄付ポイント」の例にも見られるように、ポイントサービスは現在、値引きサービスというだけでなく、さまざまな形で生活者の消費活動に浸透しています。ただし、バラエティに富んだ魅力あるサービスで高い支持を得ているポイントサービスが多くある一方、生活者に飽きられ、差別化に苦慮しているポイントサービスも少なくありません。

エムズは、「生活者が支持するポイントサービスとは何か」という観点でポイントブランド力を評価しています。「ポイントブランド力」の評価方法は、量的評価の指標として「①利用・保有(カバー)力」を、質的評価の指標として「②買い物誘引力」「③金銭的メリット」「④金銭以外のメリット」「⑤告知やキャンペーンの充実度」「⑥利便性」「⑦好感度合い」を設定します。それらの指標に、独自の設問とアルゴリズムを組み合わせて評価したもので、国内のポイントサービスを対象としたリサーチを昨年から行っています。

◆ゴールドアワードは「楽天スーパーポイント」:楽天株式会社の「楽天スーパーポイント」は、「①利用・保有(カバー)力」を除く、質的評価の6 つの指標において1 位を獲得し、生活者の圧倒的な支持を受けて2 年連続でゴールドアワードを獲得しました。特に、「③金銭的メリット」「⑤告知やキャンペーンの充実度」で他のポイントサービスを大きく上回りました。
◆シルバーアワードは「WAON ポイント」: イオンリテール株式会社と株式会社イオン銀行の「WAON ポイント」は、「②買い物誘引力」と「⑦好感度合い」で2 位、「①利用・保有(カバー)力」で3 位を獲得して総合2 位となり、シルバーアワードを獲得しました。
◆3 位には、ららぽーとマネジメント株式会社の「三井ショッピングパークポイント(ららぽいんと)」がランキングされました。
◆新カテゴリー「業界別ランキング」を発表:今回新たに、ポイントサービス実施企業の「業界別ランキング」を発表しました。注目すべき点は、ポイント付与率が高くない業界が上位を占めていることです。T ポイントやPonta などの共通ポイントや電子マネー、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの業界は、頻繁な利用機会によってポイントを貯めやすい点が評価されました。第1 位の業界は、ネット上でポイントプログラムを展開しやすい通販業界で、「⑤告知やキャンペーンの充実度」という点が評価されました。

<ランキング上位企業20社一覧>

<業界別ランキング>

<ランキング調査概要>
実施日 : 2011 年7 月
対象者 : ネットアンケートモニター約 8,000 人
調査内容と評価方法: 7 つの指標による独自の設問と
独自のアルゴリズムによる得点化
ランキング条 件: 利用者数が規定値以下は除外
(*)7 つの指標 : ①利用・保有(カバー)力:そのポイントカードをいつも保持しているか、そのネットポイントをいつも利用しているか。②買い物誘引力:そのポイントがあることが買い物のあと押しになっているか。 ③金銭的メリット:金銭的メリット(お得さ)を感じているか、それに満足しているか。 ④金銭以外のメリット:限定感、特別感など、ポイント会員ならではの金銭以外の精神的メリットを感じているか、それに満足しているか。 ⑤告知やキャンペーンの充実度:お店(企業)からの情報発信やポイントのキャンペーンなどが充実しているか。⑥利便性:使い勝手や利便性を感じているか。⑦好意度合い:このポイントサービスが好きか、人に紹介したいか、身近に感じるか。

【今 後の展開】
エムズは、「みんなのポイント大賞」の評価とランキング発表を今後も継続し、生活者に支持されるポイントサービスの構築・運用につなげ、企業のベネフィットの創出を支援していきます。