■ヨドバシ、商品の口コミでポイント、顧客囲い込みに活用、自社サイトに購入者の評価
ヨドバシカメラは25日、自社サイトの「ヨドバシ・com」に商品の感想や評価などを書き込んだ顧客に対してポイントを付与するサービスを始めた。顧客が実際に同社から購入した商品について書いたものが対象。家電などを購入する際に、ウェブ上の口コミ情報を参考にする人が増えており、ポイントを付与することで書き込みを促して顧客の囲い込みにつなげる狙い。
家電量販店が消費者の口コミにポイントを付けるのは珍しい。1回の書き込みに5~100ポイント(1ポイントは1円相当)を付与する。実際の付与ポイントは製品の価格や書き込みの内容、時期などによって変わるが、おおむね10万円程度の製品で最大の100ポイントになるという。
ポイントを受け取るにはヨドバシ・comの会員登録が必要。サイト上でログインすると自身の購買履歴が確かめられるため、そこから製品ごとに評価などを書き込む。文章のほか画像の投稿もできるようにする。購入者を情報の提供者とすることで、書き込みの信頼性を高める狙いだ。
掲載の可否は内容を見てヨドバシが判断するが、製品に無関係なものや公序良俗に反するものなどを除き、製品の評価が低いものも掲載する。
実際の店舗のポイントカードがある場合、所定の手続きでサイトでの獲得ポイントを店舗のものと合算できる。これにより、店舗で購入した製品の評価もサイトに書き込めるようになる。ポイントは店舗と通販サイトのいずれでも使える。
ヨドバシ・comの会員数は200万人程度とみられる。書き込みが一定量集まり、軌道に乗ってくればシステム増強も検討する。
製品の販売時などに付ける、従来のポイント付与率は引き下げない方針。ポイント発行を巡っては、郊外店が多い同業他社では発行を抑える動きがある。ただヨドバシは大都市の主要駅前に大型店を構え、特定客の来店頻度が高いため、ポイントによる囲い込み効果が高いと判断、同施策を強化する戦略だ。
(参照元:2010年06月28日 日経MJ 11ページ)