■ネット発の人気商品を「実店舗」に、ヤフーや楽天、小売大手と連携拡大
インターネット通販と実店舗の連携が活発化している。ヤフーは小売大手のセブン&アイ・ホールディングスとともに複数の百貨店でイベントを開催し、ショッピングサイト発の人気商品を販売する。楽天も東武百貨店と組んで同様のイベントを実施する。
ヤフーとセブン&アイHDが行うのは「お取り寄せグルメ選手権」。モール型ショッピングサイト「Yahoo!ショッピング」に出店する店舗同士がネット通販の売り上げを競い、人気上位の店舗が百貨店「そごう」「西武」「アリオ」にある催事場で商品を販売する。
両社は2010年1月にも「西武池袋本店」(東京都・豊島区)でイベントを実施し、盛況だったことを発表しており、今回はさらに開催場所を拡大する。
5月から、Yahoo!ショッピング内に特設サイトを設け、約1000店舗の商品を対象に、売り上げと人気を競う予選を実施する。9月には予選を勝ち抜いた約100店舗が、百貨店7店舗の催事に出店して、本選を戦う。さらに2011年1月には、売り上げ上位の約70店舗が西武池袋本店で決戦を行う。最優秀商品については、コンビニエンスストア「セブン-イレブン」やスーパー「イトーヨーカドー」、セブン&アイ・グループのショッピングサイト「セブンネットショッピング」で販売するための製品化を検討する。
Yahoo!ショッピングの利用者の力で人気商品を発掘し、セブン&アイ・グループが全国に展開する約1万3000店舗に供給する考え。これは消費者のニーズに合わせて商品開発や生産・流通の最適化を図る経営手法「デマンドチェーン・マネジメント」のモデルとして取り組む。
一方で楽天と東武百貨店は、2010年3月25日―30日に「楽天市場うまいもの大会」を開催する。モール型ショッピングサイト「楽天市場」の人気商品を、「東武百貨店池袋店」(東京都・豊島区)で販売する。こちらはベンチャーや中小企業の経営支援を手がける公共機関、中小企業基盤整備機構が協力する。
同イベントには楽天市場で人気商品を販売している約50店舗が参加する。「ネット通販の人気商品に特化した物産展」という位置づけで、全店舗が電子マネーによる決済に対応し、通販より高い還元率で「楽天スーパーポイント」を付与する。ポイントの優遇で集客を図ると同時に、その後の通販利用を促す狙いだ。
(参照元:2010年3月25日niftyビジネス)