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中部電、首都圏でPR、電力自由化にらみ、社長、「魅力あるサービス提供」。

2016.02.01

 中部電力の勝野哲社長は27日、都内で開かれた省エネ関連の展示会に出席し、4月の電力小売り全面自由化に向けて「顧客の想像を超えるような魅力あるサービスを他社に先駆けて提供したい」と述べた。自由化の主戦場となる首都圏で、顧客獲得への意気込みをアピールした形だ。
 勝野社長は、東京・江東の東京ビッグサイトで開かれた「ENEX2016」(地球環境とエネルギーの調和展、財団法人省エネルギーセンター主催)で、中部電のブースに登壇。家庭や企業向けの省エネ支援などサービス概要を説明した。
 中部電の出展は前年に続き2回目。今年はブースの面積を前年の1・5倍に拡大、単独の企業としては東京電力や東京ガスを上回る最大のスペースを確保した。
 中部電は28日、首都圏向け料金の詳細を発表する。ガス事業者など提携先の顧客基盤を活用、割安な料金設定や無料ウェブ会員サービス「カテエネ」によるポイント還元などで集客を狙う。
 
 
 日本経済新聞 地方経済面 中部,2016/01/28,ページ:7