ニュース

アプリで共通ポイント、ロイヤルHD、グループで集客強化。

2016.10.24

 ロイヤルホールディングス(HD)は11月からスマートフォン(スマホ)アプリを活用したグループ共通の来店ポイント制度を導入する。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」や天丼チェーン「てんや」などグループ各店での相互送客に生かす。
 グループ共通の販促策は初めてという。外食店のほか、リッチモンドホテル内のレストランや空港レストランなどを含む約450店が対象となる。
 本州などの32ブランド430店ではモバイルマーケティングのタメコ(東京・港)のアプリ「タメコ」を活用する。スマホにアプリを入れて客が店を訪れると、店に設置した機器が無線通信し、自動的に来店スタンプを付与する。スタンプが10個たまると、500円分の割引が受けられる。
 北海道の9ブランド20店弱では、楽天グループのアプリ「楽天チェック」を導入する。客は来店ポイントとして「楽天スーパーポイント」が得られる。ロイヤルHDによると、同アプリの導入は大手ファミレスで初めて。道内は楽天ポイントの会員が多いことを踏まえ、本州と独立したサービスを取り入れるという。
 
 日経MJ(流通新聞),2016/10/21,ページ:15