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オークファン、サイト利用でポイント、競売情報に誘導。

2014.05.13

 オークション情報提供サービスを手がけるマザーズ上場のオークファンは、自社サイトでためたポイントを、現金や他社の共通ポイントなどと交換できる独自のサービスを始めた。有料会員やオプションに登録したり、会員IDで専用サイトにログインしたりしてポイントをためられる。ポイントサービスの導入で利用者の数を増やし、収益増をねらう。
 新サービス「オークファンポイント」は、有料会員や有料オプションの登録など4種類を通じてためられる。月額利用料513円(税込み)の有料会員「オークファンプレミアム」に登録すれば100ポイントを付与される。
 有料会員は「ヤフオク!」や「楽天オークション」など主要なオークションサイトの過去の商品落札金額のデータを月単位で最大10年前までさかのぼれる。
 ヤフオクの商品紹介ページに最大30枚の写真を掲載できるテンプレートを使える有料オプション(月額で税込み515円)に登録しても100ポイント得られる。
 そのほか、36カ月分の過去の落札金額データを検索できる有料オプション(同)に登録しても、同様に100ポイントが付与される。無料会員でも、有料会員でもログインするたびに1ポイントもらえる。
 リアルワールド(東京・渋谷)のポイント交換サービスと連携。共通ポイント「Tポイント」やEC(電子商取引)で使える電子マネーに交換できる。現金にも交換でき、ネットバンキング口座に振り込まれる。
 オークファンはヤフオクなどオークションサイトの落札金額を比較できるサービスを提供している。有料を含む会員数は2013年9月末現在で計38万1160人にのぼり、ポイント導入で会員数の増加を目指す。
 
 
  日経MJ(流通新聞),2014/05/12,6面