ニュース

買い物ポイント通信料に、KDDI、電子マネー概要。

2014.05.13

 KDDI(au)は8日、電子マネーサービス「auウォレット」の概要を発表した。携帯電話の利用者に専用のカードを発行し、21日から利用できる。携帯電話の利用料金や小売店などでの買い物でポイントがたまる。8月以降、ポイントは携帯電話の料金にも充てられる。
 米クレジットカード大手、マスターカードの読み取り機がある小売店や飲食店でカードをかざして使う。200円支払うと1ポイント(1円)がたまる。スマートフォン(スマホ)のアプリ(応用ソフト)の操作でカードに入金し、クレジットカードや携帯電話料と合わせて後日請求される。
 セブン―イレブン・ジャパンやマツモトキヨシホールディングスなど日本国内の11社と協力し、ポイントを2~3倍ためられる「ポイントアップ店」を約2万店用意した。
 KDDIはNTTドコモやソフトバンクモバイルと同様に、携帯電話を使った電子マネーサービス「おサイフケータイ」を提供してきた。同サービスは米アップルのスマホ「iPhone」では利用できなかったが、新サービスは使えるようにする。
 KDDIの携帯電話契約数は約4000万件。スマホ利用者向けのクーポン配信などの有料サービスの加入者は1000万人を超える。
 
 
  日本経済新聞 朝刊,2014/05/09,11面