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来店ポイント自動付与、1回30円分、せーの、専用アプリで。

2013.09.13

若者向け衣料店「ヴァンキッシュ」などを展開するせーの(東京・目黒)は来店するだけでポイントが自動的にたまる会員サービスを始める。13日からポイントが自動付与されるスマートフォン(スマホ)の専用アプリを配信する。店舗側はアプリ利用者の購買履歴などを店内のパソコンで確認できるため、接客などに活用し、顧客満足度の向上につなげる。
スマホ向けサービスを手掛けるインサイト・プラス(東京・港)の技術を採用した。店頭に設置したセンサーが来店客の専用アプリを無線LAN(構内情報通信網)「Wi―Fi(ワイファイ)」経由で自動検知し、30円分のポイントを発行する。来店客はスマホを起動する手間などが省ける。13日からiPhone向けにアプリを配信し、アンドロイド向けは9月下旬を予定する。初年度約5万人のサービス利用者の獲得を目指す。
衣料品でもインターネット通販との競合が激しさを増している。せーのの主要顧客層は10~20代と若く、スマホの利用が多い。アプリ利用者の購買履歴もWi―Fi経由で店舗側で把握できるため、接客の際の会話に生かすことも検討する。 せーのは若者向け衣料店「ヴァンキッシュ」などを展開し、売上高は約31億円。

(参照元:2013年9月13日 日経MJ (流通新聞) 6面)

担当者のコメント

スマホのアプリにあるセンサー機能利用した来店ポイントを採用する企業が増えている。ヴァンキッシュなどを展開するせーの社は、単独企業で「アプリ型来店ポイント」を始めるわけだが、今後アパレルなど専門店や外食産業などを中心にこのようなサービスが広まることが予想されよう。